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インタビュー

毎週日曜日は「家族と過ごす日」。
飲食業界でそんな働き方ができるなんて、想像もしていなかった。

この記事に登場する人

株式会社FOOD & LIFE INNOVATIONS

「杉玉 大和西大寺」店長

加藤 大智

2021年11月入社
前職:大手居酒屋チェーンのエリアマネージャー
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毎週日曜日は「家族と過ごす日」。飲食業界でそんな働き方ができるなんて、想像もしていなかった。

「鮨 酒 肴 杉玉」は居酒屋業態経験者に即戦力として大きな期待をしています。加藤大智さんは大手居酒屋チェーンのエリアマネージャーを務めた後、当時まだ数十店舗の展開に過ぎなかった「杉玉」への転職を決意しました。同業態で働いてきた加藤さんが感じた「杉玉」の魅力や実際に働いて感じた驚き、活かせるスキルなどを居酒屋業態経験者ならではの視点で語っていただきます。

飲食業界全体が厳しい状況にある中で、拡大と成長を続ける「杉玉」に未来を感じた

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加藤さんは保育士の経験があるとお聞きしました!

加藤 大智さん(以下、加藤):そうなんです。実家が保育園を運営していまして、大学で免許を取って卒業後に保育士をしていました。

保育士として、どのくらいの期間働いていたのですか?

加藤:約1年間です。子どもと接するのは好きでしたがなかなかストレスの多い仕事で、お給料も厳しかったこともあって退職したんです。その後、大学時代にアルバイトをしていた居酒屋チェーンが京都駅前に新たにオープンすると聞いて、フリーターとして働かせていただくことにしました。

もともと居酒屋業態で働きたい気持ちを持っていた?

加藤:学生の時も、お客さまと話すことがすごく楽しいと思っていましたね。時給の高さが魅力でアルバイトを始めたんですが、3ヶ月後にはリーダーになるくらい頑張っていましたし、ハマっていました。でも、当時は保育士になる夢も持っていたのでそこに就職、という選択はしませんでした。

改めて居酒屋で働き始めて、その後はどんなキャリアを?

加藤:すぐにバイトリーダーになって、2年ほど経った頃にエリアマネージャーから店長就任の打診をいただき、そのタイミングで社員になりました。そして、店長業務を学ぶために他の店舗を数ヶ月経験し、京都駅前店で2年間店長を務めた後、エリアマネージャーになったという流れです。

順風満帆な印象ですが、ご自身としてはいかがでしたか?

加藤:楽しかったです。アルバイトから店長時代を通じて常に高い売上を達成し続けていました。前年対比売上全国1位を獲得したこともありましたね。京都駅前店はスタッフさんもお客さまもとても多く、やりがいは大きかったです。エリアマネージャーになった後も滋賀・京都エリアの担当として、忙しくも充実した日々を送っていました。

そのままキャリアを築くこともできたと思います。しかし、なぜ転職を?

加藤:コロナ禍に直面して、お店を開けることができなくなってしまったんです。働けない分、給料が下がることも痛かったですが、仕事ができないことが何より辛くて…。そのタイミングでデリバリーのアルバイトを始めて、ピックアップ先として初めて出会ったのが「杉玉」でした。

すごい行動力ですね!初めて出会った「杉玉」の印象は?

加藤:当時、居酒屋業態は軒並みお店を閉めている中、「杉玉」はランチの時間帯にピックアップに訪れると満席かつとても賑わっていてただただ驚きましたね。「この時期にすごいな」って。そして、その日のうちに「ここで働きたい!」と思い、選考に臨むことにしました。

それほど「杉玉」に惹かれた理由は何でしょうか。

加藤:言葉にするのは難しいですが、あえて言うならば直感です(笑)。色々と調べていくうちに、今後さらに出店を加速していくという方針を知って「未来あるなぁ」と思いましたし、理屈ではなく「杉玉」で働きたいと思ったんです。無事に選考を通過して入社が決まった時には、エリアマネージャーの経験を活かして1年で店長になりたいと宣言させてもらいました。

“凡事徹底”によって、自分の店のみならず「杉玉」の価値も向上させていく

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「杉玉」に入社して即店長になったそうですね。

加藤:そうなんです。入社後、1ヶ月半で「杉玉 伏見桃山」の店長に就任しました。即店長というのは「杉玉」でも異例らしいですが、僕が入社した2021年頃はまだお店の数も少なく、これから出店を加速させていくフェーズだったのでいきなり任されることになったようです。想定はしていませんでしたが「チャンスやな」とは思いましたね。

「杉玉 伏見桃山」時代を振り返ってください。

加藤:「杉玉 伏見桃山」は優秀かつモチベーションの高いスタッフさんが多くて、売上も上がりましたし楽しかったですね。前職の経験があったので、店長業務にも大きな戸惑いは感じませんでした。

店長として心がけていたことは?

加藤:掃除やゴミ捨てなどを率先して行うようにしていました。自分がやることでスタッフさんも真似して自分から取り組んでくれるようになり、仕事を楽しんでくれている方が多く、シフトを組む際に困ることは少なかったですね。

そして、入社9ヶ月後には「杉玉 大和西大寺」に異動されたんですね。

加藤:入社する際にちょうど京都の木津川に引っ越すことが決まっていて、アクセスも便利な「杉玉 大和西大寺」への勤務を希望していたんです。異動を願い出たらOKをいただきました。自分がお願いしておいて何ですが、柔軟かつスピード感を持って対応していただいて驚きましたね。

異動先の「杉玉 大和西大寺」はいかがでしたか?

加藤:店長が変わったこともあってか、最初は定着が課題として挙げられていました。ですが次第に、僕が目指すお店に共感してくれるスタッフさんにも出会っていくことができ売上も右肩上がりになって、現在に至るまで順調です。

加藤さんが目指すお店とは?

加藤:ひと言では難しいですが、大切にしているのは「お客さまを無駄にお待たせしない」ことです。「杉玉 大和西大寺」は駅前のテナントビルに入っているので、競合店もたくさんあります。その中で確実に集客に結び付けていくためにあえてフランクな接客をしたり、たとえ満席だとしても確実にご案内できる時間をお伝えしたり、わざわざ来ていただいたお客さまを逃がすことなく、確実にリピーターになっていただくことを重視しています。また、僕が来てから混雑時には2時間制も導入しました。それも、できるだけ多くのお客さまにご利用いただける店でありたいという想いからです。僕にとっては当たり前に行ってきたことばかりですが、そうした様々な取り組みをF&LC全体の決起大会で発表する機会もいただきました。

誰でもできないことですから、それはすごい栄誉ですね。

加藤:人前で話すのが得意ではないので正直嫌だったんですが…社長からの推薦だったので断れなかったんです(笑)。当日は本社や本部の方々、同じCOMPANIESのブランドであるスシローや京樽の店長など約1000名を前にこれまでに行ってきた取り組みをお話ししましたが、もう頭が真っ白でカンペもあまり役に立たなかったです(笑)

そうした高い評価を受けている加藤さんですが、あえて「杉玉 大和西大寺」の課題を挙げるとしたらどんなことがあるでしょうか。

加藤:現在は女性や年配のお客さまが多いので、+αとしてサラリーマンのお客さまを増やしたいですね。近隣には肉料理のお店や喫煙OKのお店もあってハードルは高いですが、お料理や接客のクオリティをさらに高めていくことが何より大事だと考えています。これまで「杉玉 大和西大寺」はネットよりもリアルな口コミを中心に新しいお客さまを獲得してきましたから、そのスタンスを忘れずに努力していきたいと思っています。

しっかり休めて家族との時間を過ごせる喜びを糧に、成長し続けたい

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加藤さんにとってプライベートの面において「杉玉」のいいところは?

加藤:飲食業界ではとても珍しいと思いますが、休みが多いところです!僕は1ヶ月に10日前後休めていますし、毎週日曜日は必ず休むようにしています。うちは小さい子どもがいるので、家族との時間を大切にできるのは本当に嬉しいです。

ご家族の反応はいかがですか?

加藤:妻からは「ほんまにちゃんと働いてる?」と言われます(笑)。でも、それくらいしっかりと休めているんですよね。移管スタッフといって、一部の社員の業務を代行できるスタッフさんがいるので、朝から晩までお店にいる、ということはなく開店後に出勤したり、閉店を待たずに上がることもあります。

そんなこともできるんですね!

加藤:各店長によって店舗運営の考え方や方法が違うので一概には言えませんが、僕はオン・オフをつけて働くことが好きなので、そうしています。店作りだけでなく、働き方も含めて店長の裁量がこんなにも大きいとは思ってもいなかったですが、早く帰れば子どもの寝かしつけもできて妻の負担を減らせますからありがたいです。

他にも「杉玉っていいな」と思う点があれば教えてください。

加藤:全店舗オープンキッチンなのがいいですね。「飲食の最大の喜びは、お客さまとのコミュニケーション」という思いは昔から全く変わらないので、お客さまと対面で会話ができるオープンキッチンは「杉玉」ならではの魅力かつ強みだと感じています。また、店舗全体を見渡せるので、今必要なことを即座に把握して対応できるのも大きなメリットだと思います。

加藤さんの今後の目標は?

加藤:まずは「杉玉 大和西大寺」を今以上に地域の方に愛される店にしていきたいです。そして、ゆくゆくは課長を目指したいですね。前職ではエリアマネージャーの担当地域は限定されていましたが、「杉玉」の課長は例えば大阪、兵庫、京都、奈良といった幅広いエリアを任せてもらえます。だからこそ、色々な地域の成功事例を多くの店舗に共有することで「杉玉」全体のクオリティを高めていくことができるでしょうし、やりがいも大きいはずです。僕はとにかく「杉玉」で働く今が楽しいですし、これから先もここで長く働いていきたいという思いがとても強いんです。
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